天才極甘党系男子



あれから何日か経って包帯も取れた。


明後日には退院。


そして、あの人と同居する。


「なんか不安なこととかある?」


丸椅子に座ってそうわたしに聞く。


「不安なこと?」


「怪我でも、なんでも」


「…怪我は大丈夫な気がします」


「これからの生活が不安?」


「…まぁ」


「自由にやっていいんだよ」


自由にってどういうこと?


「わたし、少しでも支えられるように頑張りますね」


「今まで支えられなくて大丈夫だったから別に支えなんていらないよ」



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