天才極甘党系男子
「信じて…いいんだよね?」
「うん、」
そう言って優しく笑った。
そして、車椅子の手すりに手を置き、
わたしに顔を近づける。
「澄乃…渡辺澄乃……好きだよ、」
「…うん……っ」
わたしは堪えきれない涙を落とした。
それと同時に、今までにないくらい甘いキス。
前にキスされたことはあった。
だけど。
それに比べられないくらい、壊れ物に触れるように。
わたしの唇を啄むように、
確かめるように、
何度も何度も唇を交わした。