天才極甘党系男子



「ん?なに?」


「明日、ついてきてほしい場所があるんだ」


「ついてきて欲しい場所?」


「…病院なんだけど」


病室?


こんな幸せなときに、病院。


まぁ、そうだよね。


わたしは一応、患者さんだし。


「わかった。はやくリハビリして治さないとだしね」


「……あー、うん」


それからは、何もはなさずに家に帰った。


それすらも心地よかった。


だけど、


なんとなく、颯佑はピリピリしているようだった。



< 300 / 306 >

この作品をシェア

pagetop