赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
怜~SIDE~
怜~SIDE~


今日は、日曜日だ。

暇だな・・・・。

そう思っていたら


インターホンが鳴った。

出るのがめんどくさいから

ここは、違うやつに譲ってやる。


そう思いながら、

俺は参考書を手に取った。


だらだらと黙読していると

玄関の方から



どん!


という、音が聞こえた。


俺は驚いて、他の3人の顔を

確認した。


全員が廊下の方に目を向けた。


俺は、急いで廊下にでた。

他の3人も俺の後に続いた。


俺は廊下の光景を見て、驚いた。


壁に寄りかかるようにして

倒れているユイ。


倒れてるユイを見て

慌ててる眼鏡男。


そして、俺達をガン見している

ごっついおじさん。


な、なにがあったんだ!?


でも、この状況を整理すると


ユイのことをこんなにさせた奴は

ごっついおじさんだよな・・・。


気づいたときには、遊兎が

おっさんの胸ぐらを掴んでいた。



遊「ユイに手ェ出した奴はお前か!?」


遊兎は本気で怒っているのか、

顔が怖い・・・。


俺は急いで遊兎を止めた。


おっさんは、遊兎が離れると、

深呼吸をして、


「水嶋怜と藤堂薫はどいつだ?」と

聞いてきた。

俺と薫に用があるみたいだ・・・。


薫「薫と怜は僕たちですが、

  何か用ですか?」


薫は首をかしげながら聞いた。



すると、おっさんは

「お前らを逮捕する」と言った。


その言葉を聞いた瞬間、

遊兎は反発したけど、

このおっさんには何を言っても

無駄みたいだ・・・・。



俺と薫は諦めて


このおっさんに付いていくことにした。



ユイは眼鏡の天パー野郎が

運んだ。


っち、きたねぇ手でユイに触るな・・・

俺はそう思いながら

車に乗った。


怜~SIDE~END




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