赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~
廊下に出ると、

麗緒、薫、遊兎がいた。

私の後に麗緒も部屋から出てきた。


遊「なぁ。男2人で

  手ェ繋ぐとか、キモいぞ。」


うるせぇ。


麗「もしかして~~。

  同性愛に目覚めちゃった~?」


なんか、ムカつく・・・・。


さっきまで、いい話だったのに・・・。

なんてデリカシーのない奴らなんだ!



乙女心を知らないのか!?

あ、私が女って知らないんだった。


こいつらなら・・・・。


話してもいいか・・・・・。



怜「麗緒、話がある。

  お前らも、聞いてくれ。」



急に怜が改まった表情をした。


怜、話すのか・・・。


怜「麗緒・・・。

  俺、お前の兄弟じゃない。

  血の繋がりもなんにもない

  赤の他人だ・・・・・・・・。


  お前が、この事を知って

  俺のことを避けようが、

  軽蔑しようが構わない・・・。



  けど・・・・・・


  これだけは、言っておきたい。



  俺を育ててくれた

  お袋、親父、


  そんで、

  今まで、一緒に暮らしてた

  お前達が大好きだ・・・。」




遊兎、薫、千秋は

怜の方をずっと見ている。


時雨は無表情・・・。



千秋に関しては、泣いてるし・・・。



肝心の麗緒は・・・・。


真顔・・・。



麗「んなこと、前から

  知ってるっつーの。


  お前、こういう変なとこに

  頭使うもんな~~~~。


  真のバカだよな~。」


麗緒は怜のほっぺをつねった。



怜「イ゛たい

  調子に乗るな。」


怜は麗緒にチョップした。


遊兎や薫から笑いが溢れた。


そのまま、私たちは

寮へと帰っていった。
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