Unchanging Love
第1章 2人
出会い
――――ガッシャーン
「あなたの顔なんて見たくないわ」
「俺だってお前と好きでいるんじゃない!」
目の前で壊れたガラス製の食器。
リビングから聞こえてくる喧嘩。
そっとリビングと廊下を仕切るドアの隙間から見ていた私。
幸せが壊れた瞬間。
歯車が狂いだしたのはいつから?
「お父さんとお母さん、何で喧嘩してるの?」
びっくりした父と母の視線がこっちに集中する。
父が呼吸と整え、平然としたように言う。
「ゆきな、自分の部屋に戻って寝なさい」
それでも私は言うことをきかない。
「ゆきな」
父がもう一度私に行けと言う。
でも私も引き下がれなかった。
そんな私に言った母の一言。
「あなたなんていなきゃよかったのに・・・」
「やめろ!子供の前だぞ!」
父が母に手を挙げた。
パ―――ン
「・・・ハァハァ・・・・・」
バッと飛び起きた。
――――ブーッブーッ
鳴っていた、携帯のアラーム音とバイブを止めた。
久しぶりに昔の夢を見た。
幸せの終わりが形となった日。
最後に見たのはいつだったのだろう?
それは自分でも覚えていないくらい昔の記憶。
でもそれは思い出したくない悲しい記憶でもある。
「あなたの顔なんて見たくないわ」
「俺だってお前と好きでいるんじゃない!」
目の前で壊れたガラス製の食器。
リビングから聞こえてくる喧嘩。
そっとリビングと廊下を仕切るドアの隙間から見ていた私。
幸せが壊れた瞬間。
歯車が狂いだしたのはいつから?
「お父さんとお母さん、何で喧嘩してるの?」
びっくりした父と母の視線がこっちに集中する。
父が呼吸と整え、平然としたように言う。
「ゆきな、自分の部屋に戻って寝なさい」
それでも私は言うことをきかない。
「ゆきな」
父がもう一度私に行けと言う。
でも私も引き下がれなかった。
そんな私に言った母の一言。
「あなたなんていなきゃよかったのに・・・」
「やめろ!子供の前だぞ!」
父が母に手を挙げた。
パ―――ン
「・・・ハァハァ・・・・・」
バッと飛び起きた。
――――ブーッブーッ
鳴っていた、携帯のアラーム音とバイブを止めた。
久しぶりに昔の夢を見た。
幸せの終わりが形となった日。
最後に見たのはいつだったのだろう?
それは自分でも覚えていないくらい昔の記憶。
でもそれは思い出したくない悲しい記憶でもある。