千日紅~永遠のキズナ~
「普通。自分が働いてる高校に入れる?ありえないんだけど、、、。それに、康樹が教師してるって、ついさっき知った」


妹にも何してるか、教えないなんて、、、


本当、ありえない。


「いいじゃん、別に。それに、康樹さん今あたしの担任だよ」


あさひは嬉しそうにピースサインをする。


「それは、よかったね。初恋の人が担任で」


あさひに初恋の相手は康樹だ。


昔、うざいくらい家に遊びに来ては、康樹に猛アピールしてた。


「カッコいいじゃん、康樹さん。もう男の中の男って、感じ」


そう言われても、自分の兄をそんな目で見たこともない。


「それに康樹さんがここで教師してなきゃ、珠愛にも会えなかったし」


確かに、あさひとこんな風にまた話すこともなかったかもしれない。


あんな兄でも、、、少しは、感謝しないといけないのかもしれない。

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