トレモロホリディ
キミとひとつに
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夢を見ているのかと思った



もう二度と会えないかもしれないと思っていた湊君が


私の部屋に来てくれて


美菜ちゃんが好きって…


確かにそう言ってくれた




お店に置いて行った色えんぴつも


ちゃんと湊君が受け取ってくれた




誰かにそのままあげてしまえば


それで終了だったし


名前も書いていないから


私からだとはわからないと思っていた




落としてしまえば


簡単にゴミにされてしまうような


あんな小さなメッセージにも


ちゃんと気づいてくれて




私の思いは


初めての告白は


ちゃんと湊君に


届いたんだ……!

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