トレモロホリディ
私も横になると、タオルケットにくるまってミナト君に背中を向けた。


その途端、ドキドキと心臓の音が速くなっていった。


あぁ…。


なんて静かなんだろう。


息をするのも苦しいよう。


真っ暗で助かったかもしれない。


寝顔を見たり、見られたりするよりはよっぽどマシだもの。


色んなことをぐるぐると考えていたその時、トンと小さな音が耳元で聞こえた。


「ミャーーー」


あ…、猫ちゃん。


あれ?今までどこにいたんだろう?


猫ちゃんはいつの間にかベッドに上がり、ミナト君のそばに近づいていた。


そうか。


こうやって、いつも猫ちゃんと一緒に寝ているんだね。


なんだか微笑ましく思っているうちに、ミナト君の小さな寝息が聞こえ始めた。


その静かな音を聞きながら、私もいつの間にか眠りについてしまうのだった。

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