あの頃の空。
第二章 ―支え―
鳥達の鳴き声が聞こえてくる。

今日から本当の中学校生活が始まる。


小学校と比べて、相変わらずのこの日の朝。

7:00。
「千沙~。
今日から中学生よ、早くしなさい」

いつもと違う台詞で起こされる。

階段を下りていく。
朝食を食べる。
階段を上って、着替えに行く。

もう、これが毎日の日課で…
でも制服だから、リボンをつけるのに少々時間がかかる。

「あぁ…もう…うまくできない!」

朝からストレスが溜まる。
気がつくと、時計は7:30を差す。

慌てて家を出る。
危うく転びそうになった。


空を見上げて、自転車をこぐ。
今日は雲がちょっとかかっているが、天気はいい。

―私の心も、こんなモヤモヤな気分だろうな…。

すると、また転びそうになる。
今度は自転車付きで。

―…こんな朝はもう二度と来てほしくないな。
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