クライムハザード
 ★

 翌朝――いや、もう時計の針はぐるりと一周してしまったのだから、昨日は今日で、正確には今日。

 改めて、俺たちは静さんに話を聞くこととなった。

 ベッドに身を埋めたまま、上体を起こした彼に、俺と彼女が向き合う。

「……静さん、」

「馬鹿な真似して、ごめんなさい……」

 俺が口を開いた途端、彼は深く頭を垂れた。

 何故か、罪悪感が胸を突く。

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