俺様な日向くんとラブバトル⁉︎



「お前、吉村だよな?」



「そっ、そうですけど……」




何でこの人あたしの名字知っているの⁉︎



ま、まさか……、あたしのストーカー⁉︎




「小学校のときと変わんねぇーな。」



「はい?」




あたしを見てクスクス笑うから、意味がわからないという顔をした。




「俺のこと覚えてねぇーのかよ。よ、し、む、ら。」




これでもかというくらい目を見開いた。



と、同時に血の気がサアァと引いていくのが分かった。



やっぱりさっき聞いた日向は日向伊吹イブキだったんだ……




「やっと思い出したか。これからもよろしくな。」




ニヤッと笑みを浮かべながら言うと体育館の方に歩いて行った。





< 15 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop