俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
「お前、吉村だよな?」
「そっ、そうですけど……」
何でこの人あたしの名字知っているの⁉︎
ま、まさか……、あたしのストーカー⁉︎
「小学校のときと変わんねぇーな。」
「はい?」
あたしを見てクスクス笑うから、意味がわからないという顔をした。
「俺のこと覚えてねぇーのかよ。よ、し、む、ら。」
これでもかというくらい目を見開いた。
と、同時に血の気がサアァと引いていくのが分かった。
やっぱりさっき聞いた日向は日向伊吹イブキだったんだ……
「やっと思い出したか。これからもよろしくな。」
ニヤッと笑みを浮かべながら言うと体育館の方に歩いて行った。