俺様な日向くんとラブバトル⁉︎



ーーーーーーーーー……



あれは小学6年のときだった。




「こらぁ‼︎男子、掃除しろっ‼︎」




ホウキと雑巾で野球している男子にキレながら言った。



小学生のときは今よりも活発で男子とよく遊んでいたし、髪もショートで女の子らしさゼロだった。




「吉村もするか?」



「ピッチャーならしてあげる。」



「男子、掃除道具で野球しない。実里、それじゃ男子と変わらないから。」



「ごめんごめん。」




同じクラスであたしの幼なじみのさっちゃんこと幸子サチコが呆れながら注意していた。


さっちゃんはこのときから大人っぽくて、あたしとは正反対だった。






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