妹が彼氏欲しいらしいから俺が仮の彼氏になってみた


その後いくつかの模擬試験を受け、一日の終わりを迎えた。


やっと終わったな...


まだまだ本番には程遠い点数だろうけど、徐々に上げていこう。


あ、そうだ。


「花村、明日でいいか?」


「デートの話ね。なら待ち合わせでもしましょうか。」


「じゃあ、ハチ公前でいいか?」


「え?〇〇〇前?一条くん、あなた純粋無垢な女の子になんて不埒な言葉を...」


「そんな下品な言葉を言う女の子は純粋無垢なんかじゃねえよ!」


どうやったら聞き間違えるんだよ...


「まあいいわ。明日待ってるから。」


「おう...」

何か花村、若干顔が赤いな。風邪か?
でもそんな様子には見えないから勘違いか。


「じゃあね一条くん!」


「じゃあな蒼太。」


蒼太は可愛いな...


「待ってくれ一条研くん!模擬試験も終わったことだしこの僕のモノにマークを...」


「嫌です。」


...



さて帰るか。

< 11 / 18 >

この作品をシェア

pagetop