あたしの証~番外編~
今まで会った中でも群を抜いて綺麗だし。


そんなしほがまだ俺を好きだって事実にも驚くけど。




「ごめんな、今日疲れちゃってさ。
もう寝るわ」


「あ、そっか。こっちこそごめんね。
おやすみなさい」


「おやすみ」



携帯を閉じると、枕の横に置いて俺は布団に倒れこんだ。




そのまま吸い込まれるように俺は夢の世界へと誘われた。







その日俺は夢を見た。




木下さんを泣かして、傷付けてる夢。






どうして。
泣いてるの。


どうして?





ああ。
俺が復讐したかったから。




だから泣いてるの?






…これでよかったんだ。
そうだ、これで。
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