三十路前の綴り
橋内さん来店
喫茶店を出て
家に帰り
仕事の用意をし、
祖母と息子と夕飯を
済ませいつものように店に向かった。

開店準備は整い
女の子達が
次々に出勤し、
ポツリポツリと
お客がいつものように
飲みに来る。

いつもと
何ら変わらない
店内。

昼間に会った
橋内さんが
店に飲みに来た。

お互い、
何食わぬ顔で
店での装いで
接した。

橋内『おっ!』

軽く手をあげ
橋内さんはそう言った。

昼間のテンションとは
打って変わって
私は元気に橋内さんに
声をかけた。

祢々『橋内さぁん!久しぶりぃ~。元気にしてはったん?』

仲のよかった
店の先輩、ルリさんも

ルリ『いやぁ~ん、橋内さん久しぶりやんか!今日は返さんからなぁ。』

そう声をかけた
私達2人が
ママの指示で
橋内さんの席に
つくことになった。

ルリ『橋内さんも久しぶりに店来てくれたことやし、今日は3人で、とことん飲もう♪』

祢々『ほんまやねぇ(笑)』

ルリさんは
さっきの言葉通り
酔うと自分が潰れるまで返してもらえない。

そして
閉店時間になり
3人でアフターに
行くことになった。

いつも行く
マスターの店へ
3人で行った。

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