三十路前の綴り
帰宅
精算を済ませた時に
わかったのが
橋内さんが面会に
来てくれた時に
いくらか
病院に小遣いを
入れて行って
くれていた。

そして
いくらか余り、
駅の場所を聞き、
余ったお金で
自宅に帰った。

駅に行くまで
ちょっと歩いたのだが
辺りは緑の多い
田舎だった。

こんな
遠い所に
入院してたんや…。
知らんかったな…。

家帰ったら
お母さん、
いてくれてるんやろな…
急に帰ってきて
びっくりするやろな…


そんなことを
思いながら
家に向かった。
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