三十路前の綴り
呑気な母
私の気持ちなんて
余所に、母は
ある日ひょっこりと
呑気に帰って来た。

それからは
帰ってきたり
帰って来なかったりで。

母も帰って来たし、
祖母は自分の家へ
帰ってった。

母に
ご飯を食べに行こうと
言われ行くことに
なった。

母に
言われるがまま
着いてった。

行った先は
炉端屋みたいな
ところだったな…。
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