君と歩く未知
Still…I love you.
 カズくんと出会えて初めて、アタシはアタシという人間になれたような気がしていたの。
今でもそう思ってる。
カズくんと出会えなかったらアタシはこんなに輝けなかったよ。
そしてきっと笑顔で今日という日を迎えることもできなかったね。
アタシは、カズくんに感謝してる。
今でも、カズくんを愛している。

 最後にカズくんと話した日からずいぶん月日は流れてしまった。
月日が流れてもアタシの心はちっとも変わっていない。
今日は、高校の卒業式。
カズくんと一緒に卒業したかったってどうしても思ってしまう。
 アタシは前は特に将来の夢はなかったんだけど、今は違う。
アタシはカズくんのあの言葉を聞いてから、将来の目標を捜し続けていた。
『目標がない…』
そう言ってカズくんはこの学校を辞めてしまったから…
アタシはせめて目標を見つけてカズくんの分まで勉強しようと思ったんだ。
アタシの将来の夢は学校の先生。
…美術の先生になりたいって思っているんだ。
だからアタシは四月から大学に進学する。
 美和ちゃんは美容師になるために専門学校へ、直紀くんと竜平くんは大学に行くらしい。
みんなそれぞれに目標を持って頑張っている。
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