君が教えてくれたこと。
二章、高校生活。
明日、春休みを終えて高校生になる。

夏のあの日の言葉は、私の支えだった。

『高校生になったら普通に付き合うから』

信じてたんだ。

春からは普通の恋人同士になれるって。

和人は嘘つかないから

今のは...守れなかった約束かな?

嘘じゃないよね?

時をさかのぼると、8月、夏の真っ盛りになる。

2度目のデートだった。

優しくキスされたあとに言われたのはあまりにも残酷な言葉だった。

『別れたフリしよう』

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