幸せになっていいですか
「どうする一哉・・・」

「何か引っ掛かる・・・」

「何かって?」

「ちょっとな・・・」良樹さんがタバコをくわえた。

「真理。加奈子さん。暫く二人にしてくれないか?」一哉もタバコを出した。

「わかった」私達は会議室を後にした・・・そのまま休憩室へ行った

「真理。あんた大丈夫?」

「うん。大丈夫・・・」

「あの二人何か考えてたね・・・」

「一哉のお父さんのことでしょ」

「なんだろね・・・」

「なんだろね・・・」

二人で窓の外を見ながらコーヒーを飲んだ。

「なんとかなるか!」ゴミ箱に向かって飲み終わったコーヒー缶を投げた

カラーンと音を立てながらゴミ箱に入った。

「よし。加奈子お先に!」仕事場に向かった

何考えても答えはわからない・・とりあえずは前の物から片付けよう

遅れた分を取り戻すかのように無言で仕事を始めた・・・

一哉と良樹さんの姿はまだなかった・・・。

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