幸せになっていいですか
先に部屋へ帰って仕事の続きをしていた。

一哉が戻ってきた。

「真理?さっきのことだけど・・」

「絵里さん?あ~私に謝っただけ。相談ごとはね、彼女も政略結婚が嫌だったみたい・・」

「それであんなことを・・」

「そう。ほんとは可愛い子よ。あの性格だったら、誰でも結婚したがるわ」

「そっか・・・やっぱりデカい看板ほど大変なんだな」

「そうだね・・一哉も大変?」

「俺は全く心配ない。真理は?」

「結婚してからのほうが驚くことばかり・・・改めて新藤の名前が怖くなった
 でも、一哉が一緒だから大丈夫よ」笑った。

「これから色々頼むな。奥さま」

「はい。旦那さま」

もうすぐお昼休みなる。

「差し入れが届いたぞ~」智哉が大きな紙袋を持ってきた。

「みんなで食べましょう」沙紀も入ってきた。

良樹さんも加奈子も後から来た。

みんなで沙紀からの差し入れのお弁当を食べた。

さっきの出来事を報告した。

加奈子は驚いていたが、良樹さんと沙紀は真理らしいと言われた。

家出のことを言ったら、真理2号になりそうだとみんなが笑った。

久しぶりに楽しい昼食になった。

午後の仕事も特別何もなかったので、スムーズに終わった。

結局定時にみんなで上がり、マンションへ帰った。


今夜からゆっくり新婚生活がスタートできそうだ・・・
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