幸せになっていいですか
「ドレス代は私が払う」

「真理いくらすると思ってる?」

「明細見たからわかってる」

「俺が出すから・・」

「せめてこれだけはお願い出させて。他はみんな一哉がもつでしょ」

「真理は心配するな」

「あの・・・うちの両親のことも考えて」

「わかってる。だから式場代は分けるっていっただろ。」

「それも一哉、あんた出したやろ!」

「真理・・・落ち着け!わかった・・じゃウエディングドレスは真理が出せばいい
けど、カラードレスは俺が出す。もういいな」

「・・・嫌。これだけはあかん。一哉ドレス代出したら、式やめるから」

「極論を言うな。わかったから・・もう真理のすきにしたらいい」

「じゃそうさせてもらいます」と笑って言った。

「真理・・・もう怒らないでくれよ」

「さぁ一哉がいらんことせんかったらいいの」

「まだ怒ってる?」

「もう大丈夫」

一哉に払われたら困るので、一哉の衣装ごと後日、全部私が支払った。

一哉も真理やったな・・・と言った後は何も言わなかった。

とりあえず結婚式の決め事はおおまか終わった・・・。

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