幸せになっていいですか
とりあえず、お風呂に入って、目を覚ました。

髪もいつも束ねていたが、今日は下ろしてみた。

服もいつもシックな服ばかりだったが、淡い色の服を着てみた。

これでよし!ちょっと寝不足顔だけど、頬を手で叩いて気合を入れた

いってきますと言って玄関を出た。

早く出たので、会社の近くのコーヒーショップに立ち寄った。

そこはガラス張りなんで通る人が見える。

加奈子と良樹さんが通った。

二人ともあくびをしながら歩いてる

(昨日の私のせいだ・・・)

一哉さん・・・

何か様子が変・・。大丈夫かな・・私のせいかな

コーヒーを一気に飲み干して慌てて店を出た。

会社の玄関へ走った。気持ちをお落ち着かして、いつものように歩きなおした

3人がエレベーターホールで話をしている。

「加奈子~おはよう」

「真理!あなたどうしたの?」

「え?何が?」

「その恰好?」

「悪い?」

「悪くない。ビックリしたわ。」

「あんたそんな服。会社じゃ着ないでしょ」

「そうかな~」(とぼけてみた)

「真理ちゃん。急に綺麗になったね~今晩どう?」

「何言ってんですか!セクハラで訴えますよ。良樹さん」

「ごめーん俺は加奈子以外眼中にないから」(みんな聞いてますよ~)

「なにどさくさに紛れていってんの」(加奈子顔真っ赤だよ)

「髪下ろしたら誰はわからなかった」

後ろから声が聞こえた。

「一哉さん。真理綺麗でしょ」

「加奈子。やめてはずかしいから・・」

「もうそんな年じゃないでしょ」

「加奈子のばか」

4人で笑いながら部署についた。

あっ忘れてた・・・今日、制服着ない日だった・・・
< 37 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop