幸せになっていいですか

～一哉Ｓｉｄｅ～

今日は少し彼女と距離が縮まった気がした。

彼女の部屋・・・優志の写真・・・慌てて伏せようとした・・

見られたくなかったのか、見せたくなかったのか・・・

今でも彼女があいつのことを愛していてもかまわない

俺はそんな彼女を愛してしまったから・・・すべて愛すると決めたから・・・

彼女の過去・・・何かあるような・・・

優志、お前から聞いた真理さんと少し違うようだ

ますます彼女が気になっていく。こんな恋愛初めてだ・・・

今まで不自由なく付き合っていた。どうせ親が結婚相手と連れて来るのをわかっていたから

あっさりした関係ばかりだった。本気で好きにならなかった。

彼女と会社で会ってから、胸が痛んだ・・・。

自分の運命に初めて悔やんだ・・・。

あいつの彼女になった時は初めて嫉妬した。俺にもこんな感情があることに気づかされた

でも何もできなかった・・・

これからは、優志、お前の代わりでもいい。彼女のそばにいたいんだ。

いてもいいか・・・


帰り道、車の中で考えながら走った・・