愛のかたち
窓口に女性が居た。


私は 壊れたロボットのように 話かけた。


「あのっ… わ、わたしのっ おっ おっかあさん… さがしてっま…すっ」


私を落ち着かせようと 女性が私に深呼吸をするように 言う。

「はいっ 深呼吸してぇ」
その言葉に従い 私は深呼吸を 繰り返し 早まった鼓動を 落ち着かせた。


そして 私は言った。「私の お母さんを探しています 心当たりでも構いません 教えてくださいっ!!」

窓口の女性は 私の言葉に 動揺したのか 奥の部屋から 別の女性を連れてきた。

私は その女性と 目が合ってしまった。
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