ふたば
『悠ぅ…』

今もどこかで悠の名前を 呼んでいるのでは、ないかと…

ずっとずっと考えていた。


「どぉかした?」


悠が優しく美紀に問い掛けてくれた。


「えっ…あっなっなんでも無いからっ♪」


わざとらしい作り笑いを見せて安心させようとした。


こんな事を考えながら美紀と悠は、ずっと歩く
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