Blue Spring
先生は信じてくれなかった。

真莉も実帆も小学校からで、
真莉は同じクラスになったことがないらしいけど、実帆は1,2年の時に同じクラスだった。

そのこともあってか、先生は実帆が中心となって悪口を言ったと言い張った。

「嘘つかないでください。
嘘をつくなんて人間のクズです。」

びっくりした。先生に人間のクズって言われるなんて。

断じて信じてくれなかった。

実帆はそんなことする人じゃない。

それは私達が一番わかっている。

先生なんかに何がわかる?

「あなた達3人は上辺だけの付き合いです。目を覚ましてください。」

憤りで涙が込み上げてきた。

私が3人の中で最後に面談をした。

2人とも泣いていた。

私は泣いちゃいけない。

負けちゃいけない。

2人を支えなきゃ。


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