【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「隼にたくさん謝らないといけないことあるんだ。」


「聞くの怖ぇな。何した。」


「ん…。もっと隼の言うことを理解しないといけないなって反省した。」


歩きながら下を向くと隼は吹き出し


「結衣、全部楽しいからOKだ。」


部屋まで歩きながらも隼は笑顔で


着替えの手伝いも終わりソファーに座ると


「親父がな、お袋の気持ちがわからねぇでいつも1人で泣かせてたって。今でもそれが申し訳なくて仕方ねぇってよ。今回の件でその事を俺にまた話してな、目の前で言いたい事言わせて泣かせて抱きしめてやれって。」


「え?泣かさないのが一番じゃない?」


「あはは。そりゃそうなんだけど結衣は我慢するから、喧嘩したってのも嬉しくて仕方ねぇってよ。親父はお袋がいつ黙って出ていっちゃうのかビクビクしてたって。ぶつけあってりゃ心配ねぇってな。」


「いや、また家出するかもよ?」


「結衣、まじそれやめてくれ。」


「もう、隼が大好きすぎる。」


私は隼にチュッとキスをすると隼もチュッと返してくれる。


「すぐに怒ってごめんね。」



「プッ…あぁ。俺に感心があるんだなと思ってるよ。」


「あるある。すっごいありすぎるよ。ありすぎて困るぐらい。」


隼は嬉しそうな顔で


「俺も反省してるわ。悪かったな。」



「いや、隼は言葉が足りなかっただけで悪くないよ。ちゃんと聞かなかった私が悪い。」


「そうか?じゃあしめるぞ。」


「え?うそ…じゃあ隼も悪い。」


あはははは




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