【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


そんな中で麻衣さんがまた床に伏せていると相楽の姐さんに聞いた。

「え?何かありました?」


「詳しいことはわからないの。」


「麻衣さん何も言わないから…。」


「察するにも情報がなさすぎてね。」


「理恵さん、お車で帰りに寄らせていただいてもいいですか?」


「もちろんよ。なにかわかったら知らせて。力になれるならなりたいわ。」


「お伝えします。」


隼の部屋に飾る花も買っていたので


それを持って帰りに寄ることにした。



相楽さんの家を出て車に乗ると


二宮さんの家に寄って欲しいとお願いした。


「若の許可をとって下さい。」


三浦さんに言われたから隼に電話をして


「麻衣さんまた具合が悪いみたいだからお花届けて様子見てきていい?」



「三浦も一緒だろ?」



「うん。体調悪いみたいだから本当にすぐ帰る。」


「あぁ。気をつけてな。大事にするよう伝えてくれ。」




隼の許可をもらえたと伝えれば


三浦さんは「良かったですね。」


優しい顔で微笑んでくれる。


スーパーマンだけど、私の自由にはならないスーパーマン。


「すぐに出てくるから待ってて下さいね。」


運転手さんと三浦さんにお詫びをし二宮さんの家のベルを鳴らした。





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