恋ができるの？third

「よし！父さんに会うぞ！」

「あ！待ってよ！」

あたしは慌てながらついていく

「父さん！」

「おぉ祐介か！大きくなったな」

「まぁな、二年も会ってなかったし」
背、高！
…
「あの…」

祐介パパがあたしをみる
「ん？君は？」

「俺の彼女、てか婚約者」
サラリという祐介

「はじめまして…櫻井かんなです…祐介君の家でお世話になってます」

祐介パパがすごくビックリしてる
「お前彼女出来たのか！」

「あぁ」

「そうかそうか！元旦早々いいこと聞いた！」
なんか嬉しそう

「わかった！じゃあ母さんとパーティーするか！」
ん？

あれ？
「ねぇ、祐介」

「かんな？どした」

「お母さんどこ？」

「本当だ、祐介、母さんは？」

え…
「あ、」

「えー！ちょっと！どうやって探すのよ！」

「元はといえばかんなが手を離すからだろ！」

「それは…」


「まあまぁ二人とも大丈夫だよ母さん、もうくるよ」

「「え？」」

なんか叫び声が聞こえる…
「かんなちゃーん！ゆうすけー！」

あ！祐介ママ！

「はぁ、やっと見つかったわ」

「なんでわかったんだ？」

「だってパパ身長高いから目立つもの」

あーたしかに
（185センチくらいありそう…）

「母さん、今日はパーティーだ！」

「どうして？」

「まさか祐介に彼女が出来たとはな、父さんすごく嬉しいよ！どうして言ってくれなかったんだ！」

「ふふっ、いいサプライズになったでしょ」

パーティーかー…楽しそう

あたしたちはおまいりを済ませて車に乗ろうとした

「あ！まって」
祐介パパが祐介ママの車に乗ろうとするあたしを止める

「かんなちゃん、こっちに乗ってくれないか？」
？
「え、俺は？」

「お前はいいんだよ」

「なん！」
反抗しそうな祐介を祐介ママが止める

「まぁまぁ祐介、お父さんは彼女が出来ててほんとに嬉しいんだから好きにさせましょ」

「…わかった」

「じゃあ祐介、後でね」

あたしは祐介パパの方の車に乗った