光 ~俺たちの居場所~
でも俺の目覚めは

あのときからずっと

あのままだったった・・・。


起きると一加はいない・・・。


外に出ては

空を見上げる・・・。


空を見ていると

少しでも心が晴れていくようで

俺は好きだった・・・。


俺はまた眠ってしまったみたいで

一加が帰ってくるまで

子供の頃の夢を見ていた・・・。


「カズ!風邪ひくよ。」


一加の声で起きた俺は

ふとみんなの事が気になって

それからずっと一加の声が

俺には届かなかったんだ・・・。


一加はそれでも

俺に気を使いながら

話していた・・・。
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