大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
現場近くの公園で、博さんと祐司君と3人でお弁当を食べる。

「本当にイイですよね、博さん」

「・・・何が?」


大きな口を開けて卵焼きを頬張った博さんが問い返す。


「こんなに綺麗な彼女がいて、しかもこうやってお弁当まで作ってくれて」

毎回私のお弁当を美味しそうに食べてくれる祐司君。

…でも、今は彼女がいないようで、だからお弁当を作ってくれる人はいない。


「いいじゃないか、そんなに慌てて作らなくても・・・

羽菜がこうやって、祐司の分も、作ってんだし」

博さんは何げない言葉を言う。

…私じゃダメなんだよね。・・・彼女って言う人じゃなきゃ、意味がない。



「…博さんは分かってないなぁ」

「・・・・??」

そう言って溜息をつく祐司君。

博さんは意味が分からず首を傾げる。

…博さんって、そういう事にはうといのかもしれない。


「私じゃなくて、きっとこの先、素敵な女の子と知り合って、

祐司君も、可愛い彼女が、こうやってお弁当作ってくれますよ」

そう言って微笑む。


「羽菜さんは分かってくれるんですね、オレの気持ち・・。

ありがとうございます」

祐司君もやっと納得したようだった。
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