大工さんに恋していいですか？おまけ追加中

・・・プ。

まさかの勘違いに、私は吹き出した。

「もぅ、何言ってるのよ、美鈴。体の病気じゃないよ」

「…じゃあ何の病気よ？」

私の言葉に眉間にしわを寄せた美鈴。


「…恋の病？」

「・・・はぁ？…なんだ、その病気の事」

私の答えに、脱力した美鈴。


「ゴメン、ゴメン。勘違いさせるようなこと言って」

「で？恋の相手って？」

「それがさ・・」

ゴッホン。

・・・・・。上司の咳払いに私も美鈴も苦笑い。


「仕事終わってから、羽菜んち、行くよ」

「うん、わかった」

それだけ言い合い、私たちは仕事に集中した。


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今日は二人とも、定時に仕事を終わらせると言う神業。

普段は、絶対に定時に終わる事はないのに。