大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「そんな事!・・・そんな事ないよ。

羽菜の料理は大好きだよ。味付けもオレ好みだし。

…羽菜の負担にならないなら、これからも頼むよ」

慌ててそう言うと、羽菜は安堵の溜息をついた。


「…良かった、そう言ってもらえるだけで、

これからも頑張れそうです」

そう言って羽菜は、ニコッと笑った。


…こんなに平凡で、当たり前のような小さな幸せだけど、

この幸せが無くなってほしくない。

この幸せが続くなら、永遠に続いてほしいと願う。


…羽菜は、オレとの生活をどう思っているんだろうか?


・・・同棲を始めて約8か月が過ぎた頃。

三浦さんの家が完成した。


…羽菜はこの8か月間、何を思い考えたのか。

その答えを、聞く時が来たのかもしれない。
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