大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「私もどこかで、博さんを信頼で来てなかったのかもしれません」

「…俺達、やり直すこそが出来るだろうか?」


その言葉に小さく頷いた。

そして、握った手を、自分のお腹に当てた。


「…この子が、私たちのキューピッドだと思います。

だからきっとやり直せる。私をもっと、信用してくれますか?」


「・・・もちろん」


「疑問に思った事は、何でも聞いてください。

怒ったりしません、ちゃんと博さんが納得できるように、話しますから」


「・・・あぁ」


「私も博さんには隠し事はしません。

もう、博さんと離れ離れなんて嫌だから」


そう言って苦笑いすると、博さんは、横になったままの私に、

覆いかぶさるように抱きついた。

「羽菜、オレを許してくれてありがとう」

「そんな・・・私には博さんしかいないですから」

そう言って博さんの体に腕を回す。


「…オレに子供授けてくれてありがとう」

「…10か月は長いですよ?・・・生まれてくるまで、油断できませんね。

今がこんな状態ですから…結婚式、どうしましょうか?」

呟くように言った。
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