恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
するとその時、「月奈!!」と、あたしを呼ぶ美影の声が聞こえてきた。


ハッとしてバッグへ目をやるあたし。


美影たちにも、今の会話が聞こえていたんだ。


あたしはバッグへ駆け寄り、蓋をあけた。


4人は転がるように外へ出てきて、それを見た陽菜ちゃんは一瞬痛そうな顔をした。


「月奈! 俺もお前と一緒にいたい!!」


美影が叫ぶ。


その言葉に、昨日白堵に言われた告白以上に心臓がドクドクと高鳴った。


「美影……」


「お前は俺のものだ。そうだろ?」
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