恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「明日、初デートなんだよね」


「本当に!? よかったじゃん、それで緊張してるの?」


和心に言われて、あたしは首をかしげる。


緊張……?


しているといえば、しているかも?


そう意識しはじめると、今度はどんどん心臓が早くなる。


そうだ、あたし人生初のデートなんだ。


妖精たちのことを気にしている場合じゃないんだった。
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