恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
仲直り
【美影 白堵】という作者に手紙を書いていると、机においていた携帯電話が震え始めた。


その液晶を見ると【秋生さん】の、文字。


その瞬間、昨日の出来事を思い出してしまい、あたしはペンを置いた。


こんな時間に、どうしたんだろう?


今まだ秋生さんの仕事が終わる時間ではない。


それに、いつも電話は夜にかかってきていた。


あたしは少し迷った末、電話に出ることにした。


「もしもし?」


《もしもし、月奈ちゃん?》
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