恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
3つ目の石
翌日、目が覚めたあたしは早い時間にネットカフェを出ていた。


バイトの休みは今日まで。


ずいぶん遠くまで歩いてきてしまったから、帰るのにも時間がかかる。


公共機関を使えばいいのだけれど、それじゃぁ魔女探しができなくなってしまう。


「今日は、帰りながら探しましょ」


「そっか、今日が最後か……」


美影が、ふと思い出したように言った。


「じゃぁ、今日見つからなかったら、もう無理ってこと?」


白堵が、不安そうな表情を浮かべる。
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