恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「なかなか、綺麗な部屋だな」


クイッとメガネをかけなおし、菜戯が関心したように言う。


「そ、そうかな」


ほめられると、なんだか照れてしまう。


インテリ系イケメンの菜戯は本棚に気がつくと、「でも漫画ばっかりだな」と、一言余計なことを口にした。


「そのクッション、気持ちよさそう!」


白堵はそう言うやいなや、テーブルの上からハート型のクッションの上にジャンプした。


見事クッションに着地した白堵は一回ポンっと跳ねて空中に浮き、そしてポスンッと音をたててクッションに身をうずめた。
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