俺様社長の言いなりです
せっかく寝ようと思っていたのに、と部屋に入ってきた人物__芹沢社長をキッと睨むが、私の睨みなど彼には全くと言っていいほど通用しない。



どちらかといえば、そんな彼の姿が私の心に妙なプライドを生じさせる。



絶対に起きてやらない、と枕に深く顔をうずめたのだけれど



「おい、起きろ」



と絶対零度の視線をこちらに向けた社長は、私からタオルケットを剥がしとった。



そしてベットから引きずり下ろすと、部屋の外に私を連れ出し無理矢理顔を洗わせ、服を着替えろと言って部屋から出ていった。
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