欠片になった彼と、彼女の記憶
第4章 日記

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てつ先輩との関係も元に戻りつつあった夏休み前半。



7月の半ばあたりから始まった休みも、ついに8月を迎えていた。



「夢乃ちゃ~ん!」



「?どうしたのお母さん」



自宅でゆっくり過ごしていると母が私を呼んだ。



「今いいかしら?」



「うん。なに~?」



「あのね、明日から桃ちゃんが泊まりに来るみたいなのよ~」



「え!桃ちゃんが?」



桃ちゃんとは私のお母さんの妹の子供、つまり私の叔母さんにあたる人の娘で従妹の関係にあたる。


今年の4月に小学校へ入学したばかりの女の子だ。


桃ちゃんとは去年1回だけ会ったが、その時にすごく懐かれてしまった。






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