ふわ恋。〜一番の恋を貴方と〜
Ⅱ.思わぬ再会


朝8時半。
長い長いキスの後、二度寝することなく、ベッドでゴロゴロしながら他愛もない話を楽しんだ。

本当はもっと恵里奈に触れたいところだけど。
ああやって何をするわけでもなく、ゆっくり時間を過ごすのも悪くない。

だけど、時間は止まってはくれず、俺は仕事に行かなければならない。

こういう時、恵里奈と同じ高校生でありたかったと思う。



「そんな美味いか?」


俺が作った簡単サンドイッチを大きな口で頬張る恵里奈が可愛くて、ついクスクス笑いが溢れる。


「はいっ!そりゃもう絶品ですよ!並木さんはパンケーキだけじゃなくて、他の料理も作れちゃうんですね」

「はは。それは誰でも作れる簡単なやつだけどな?料理のうちに入るかどうか」


初めての、二人での朝食。
今日は簡単に、トーストにスクランブルエッグとウィンナー、レタスを挟んだ。

恵里奈が作ってくれるって言ったけど、そもそも泊まるのだって急だったし、週末ということもあって冷蔵庫はほぼ空。

そのぐらいしか作れず、恵里奈の手料理はまたの楽しみに取っておくってことで、今日は俺が作ることにした。




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