真っ直ぐ歩けばー星ヶ丘高校絵巻ー
名前を呼んだきり、黙ってしまった涼を

綾は「どうしたの?」といって

覗き込む。

屈託のない綾の笑顔。


涼もつられて笑う。


「安心しろ。俺は、お前以外の女には興味はない。」

しれっと言ってやると、綾の白い頬が

さぁっと赤くなった。

「何それ、バッカじゃない!はっずかしい!」

真っ赤になって毒づく綾の手を

涼は笑いながらつないだ。






お  し  ま  い ☆
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