ピュアなお前に甘めのKiss*


「謝りに行ってこいよ」

「無理だ……」


でも出来なかった。


「会った時、拒否られんのが怖え

華に触れようとした時

アイツ俺に怯えてた。

そんな姿、もう見たくねぇ」


本当、情けねぇな。

こんな事。


「お前の気持ちは分かった

だからひとつ、忠告しといてやる」


そう言って真剣な表情で俺を見ると石川は言った。


「お前がそうやって避けてる間は絶対に

佐藤は傷ついてる

これだけは言える」


傷ついてる……

それは俺が傷つけた以上にか?


「まぁ、後は自分で考えな」



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