2人のユウト




 買ってくれたんだー!



 嬉しいなー。



「ユキの小説が役にたっているのね。
良かったじゃない」



 あの~灯さん?


 どこか私のことけなしていますよね。



「可愛い読者のためにも頑張りなさい」



 私の持ってきたチョコレートを食べ終わった灯さんが言う。






 私、あんまり食べていないんだけど・・・。



 殆ど灯さん食べちゃった。




「何?早く書きなさい」



「・・・はいっ!」




 まぁ、この人相手に口で勝てないこと


 私知っているし。





 無駄な喧嘩をするほど、



 私は子どもではありませんっ!





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