君との距離、2歩分。



ふたりの間には言葉も発っせないくらい、重い空気が漂う。


…よく考えてみればいつもそう。



通じたのかと思ったら


簡単に離れて。


私が1歩近付いたら


七世がその分進む。



もしかしたら、一生私たちのこの距離は埋まることはないのかな?


私が七世の隣に並ぶなんてことは夢のまた夢?


『幼なじみ』って、壊せない運命なのかな?




―…こういうのが『叶わない恋』とかいうやつ?


それなら、私がどんなに七世を思っても彼女になることは出来ないんだね。




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