君との距離、2歩分。



…もう、七世なんか知らない。


北高でもどこでも、勝手に行けばいーじゃん。



―…七世にとって、私の存在は重要じゃないってことがよく分かった。


別にうるさい幼なじみ程度にしか思ってないもんね。



だから、私も忘れる。


七世よりかっこよくて、優しい人を好きになってやるもん。



私は窓から差し込む光を遮断するように、きつく目を閉じた。



……早く2時になれ。


2時になったら、七世のことは…忘れる。




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