俺の妹が可愛すぎて。


「……優花は……そんな嬉しい……?……俺と居れること」

「……うん……嬉しいよ……。……ユキちゃんは…嬉しくない?」

「……嬉しいよ」


そう微笑んで、優花の顔を覗き込む。


ピンクに染まった優花の唇に指で触れて、その後自分の唇でそれに触れた。



「……んっ…ふ…ん…っ…」



まだどっかに乱暴な気持ちが居座っていたのか、今までなんかより少し乱暴に触れたキスに優花が声を漏らす。


少し唇を話して、優花を目を見つめると潤んだ瞳で俺を見るからそそられる。



「……ずっと…優花と暮らすなら…、色んなことし放題だもんな」


そうイジワルに笑うと優花は「…もう」って恥ずかしそうに、俺の胸を押すからその手を引き寄せて、また抱きしめた。



「……パパも…悪気があってユキちゃんに怒ったんじゃない……。…だから……そんなに怒らない…「…わかってるよ」



くぐもった優花の声を押し込めるように、抱きしめてる腕に力を入れた。


「……わかってる。……でも…知ってほしかったんだ…。……俺と優花が…『兄妹』だと思っても…好きだってこと…。苦しんでたこと……全部。…わかってほしかったんだよ……父さんと暮らすことになってでも、優花を離したくないんだって…わかってほしかった」


ギュッと抱きしめていた胸の中の優花が黙ったまま頷いて、しがみつくように俺の肩に触れる。



「……ユキちゃん……大好き……。……大好き……」

「……俺も好き。……今すぐ結婚したいくらい、好き」


そう言うと、優花はさっきの風馬みたいに「それ、プロポーズ…?」って恥ずかしそうにはにかむ。


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